額縁の材料を買いにZECCHIへ・・・

フィレンツェに着いて一番に行ったのが、画材屋さんゼッキ(ZECCHI)です。
ドゥオモから延びているSTUDIO通りにあります。
よく考えたらアトリエ通りという名ですね。ステキ!

額作りを始めたばかりの頃は、この店に来ても何を買えばよいのやら?
棚いっぱいの画材に圧倒されてましたが・・・
今回は、ウサギ膠1キロ、メノウ棒や箔のエイジング用(古びをかける)ブラシ等・・・
古典技法の額縁材料を色々沢山買えました。

映画「冷静と情熱のあいだ」で絵画修復師役の竹ノ内豊さんが自転車(バイクだったかな?)で買い物に来た 画材屋がこの店です。
もう何年も前の事、映画を見ていてアッ!ゼッキだ・・・と気付いた時 ちょっと嬉しかったです。フィレンツェの美しい何気ない街角等を楽しめるおススメの映画です。
お店のサイトはこちら↓
www.zecchi.it

額ぶち作りの道具・・・(3)

夏休みを利用して8月10日(土)に古典技法のレッスンをしました。
当日は猛暑日だったのにも関わらず、沢山の皆様にご参加頂いた事心より感謝しています。

エアコン使用時期は箔貼り作業が難しいため、石膏下地とボーロを塗る作業をしました。
当日ちょっと話題になり、皆さんから評判の良かった道具をご紹介します。
ボーロ用のステンレスの柄の長いスプーンです。
アンデルセンのパンを買うと貰えるシールを集めてゲットしたジャムスプーンなのですが、
何しろ大きさがボーロの計量にピッタリ!!シンプルでお手入れラクの優れものなんです。
既にシールを何冊も集めたまま何に交換しようか?という人もいたので・・・
思いがけず良い情報だったようでした。(笑) 暑い中ご参加の皆様に、何か楽しいサプライズと考え・・・乾くのを待つ時間を利用して
古典技法でアクセサリーの下地作りもオマケの作業としてしていただきました。(↑写真)
秋になり、金や銀の箔を貼り素敵なブローチやペンダントに仕上げて頂くのが楽しみです。

 

額ぶち作りの道具・・・(2)

アトリエで膠の湯煎や石膏液を温めるのに使用しているホーローの鍋です。
本日の古典技法の教室でもフル稼働・・・
以前は、鍋の中でビーカーが転がり膠や石膏液がこぼれてしまわないか、気にしながらの
作業でしたが、この鍋(正確に言うとミルクポット)に変えてからは、(口径・・12センチと小さく、深さが あるため)その心配がありません。保温力もとても良いです。
自宅作業用に専用鍋を購入しようと思っている方にお薦めです。
ロンドンのLABOUR ANDO WAIT の商品ですが、日本でもBshopで買えます。
道具は使いやすさはモチロンですが、デザインがきれいだったり、
色が素敵だったりすると額縁づくりの作業が楽しいですね。
ロンドンのイーストエンドにある
LABOUR AND WAITの外観です。
ブラシとホーロー製品が豊富な
雑貨やさんですが、何気ないものでも
センスが良い品揃えの店です。

この店があるエリアは 私がロンドンに住んでいた 頃は少し危ないところでしたが、 家賃が安いので若いアーティストが 住みはじめ今は、ギャラリーやおしゃれな店も増えて雑誌等でも特集される 話題のスポットになっています。
下の写真は
LABOUR AND WAIT店内のアンティークブラシのコーナー。
見たことないようなステキなブラシが沢山ディスプレイされてましたが、・・・
残念ながら売り物ではありません。

額縁作りの道具・・・(1)

ペーストブラシが、ロンドンの画材屋さんから届きました。
石膏液を額に塗る筆です。
前回、品切れだったので入荷したら取り置きを・・と頼んでおいた物なので、
8月11日のレッスンに間に合ってホッ・・・
今、ロンドンはオリンピック真っ最中なので、あちらの友人によると
交通渋滞が激しく、輸送運送関係が郵便を含めて滅茶苦茶だそうです。
そんな事が頭に全くなかったので、無事届いた事に感謝。

筆がいっぱいある様子が何だかうれしい・・・
私と教室の生徒さん達で”まぼろしの筆”と呼んでいる筆があります。
安定感があり使い心地が良くとても気に入っていたのですが・・・、
メーカーが製造中止にしたようで
廃番になってしまいました。
その太いタイプなら手に入ると教えて頂き、使ってみたら太めの額縁を塗るのにとても良かったので生徒さんにおすすめしました。、仕事が3倍速位で進みます。(笑)

それも今回沢山届きましたので、
ご注文された方には9月のレッスンでお渡しできます。