Frame Recipe 額縁教室②

今年も残すところあと2日!1年の締めくくりに額縁教室の生徒さんの作品をご紹介します。

最初の作品は根本さんがミロコマチコさんの絵を入れるために制作された額縁です。
ほとんど白に近いグレイにローアンバーやイエローオーカーを少し混ぜ、微妙な色を塗り重ねて磨り出しています。(画像ではお分かりにくいかと・・・)周囲は絵の色に合わせ淡いブルーグレイに塗り分けました。絵の雰囲気と良く合った仕上がりです↓R0013442

ミロコマチコさんの絵は今年の伊勢丹のクリスマスの包装紙をはじめディスプレイに使われたので目にされた方も多いと思います。

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←私も伊勢丹でお買い物してこの袋に入れてもらいました。まだ他にも色々なバージョンがあり全種類欲しいくらい!

たまたま額が仕上がった日にレッスンにいらした生徒さんたちは根本さんからミロコさんの伊勢丹グリーンサンタ基金のクリスマスカードをプレゼントして頂きとてもラッキーでした!

R0013445R0013421↑磯貝さんのアンティーク艶仕上げの作品です。丁寧に時間をかけて仕上げられていましたので、染めの透明感も出ていて中の古い感じのポストカードと良く合っています。
マットの色も考え、淡いグレイのブラックサンドマットを選ばれ正解でした。

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↑広瀬さんのクラッキング(ひびわれ)仕上げ(部分)の額縁です。
60ミリ幅の平らなフレームの内側にご自分で30ミリ幅の棹を貼り、そこだけクラッキング仕上げにされました。とてもきれいにヒビが入り大成功!色も素敵です。
中に入れたのは、今年のロンドンのテートモダンのクリスマスカードです。
今後、このように30ミリの棹を貼った額が欲しい人はご自分でしなくてもメーカーさんにお願いできるようになりました。広瀬さんが挑戦して下さったおかげです。

image (2)↑庄司さんのスエード仕上げの額縁です。まだお教室に通われて日が浅いので難しいかな?と思いましたが、ご本人がどうしてもこの仕上げを気に入りやってみたいとの事でしたのでトライしていただきました。結果・・・とても上手に出来上がりました!ホッ・・・(私の気持ち)
浅倉さんの黄色のキノコの絵と渋いグリーンのスエード仕上げの色、そしてブロンズ色の縁が
とても良く合っています。やってみたいという気持ちとても大切ですね!
私もロンドンの額縁教室で無謀な挑戦を繰り返していた初心者の頃を思い出しました。
ちなみにスエード仕上げですが、生徒さんはフエルト仕上げとかベルベット仕上げとか・・・
勝手に変えてまちがえて呼んでいる人が多いです。きっとスエード仕上げのことだろうな(笑)・・・と訂正せずに対応していますが、内心おかしくてプっと吹き出しそうに。
年明けの1回目のフレームレッスンは1月16日(金)です。
皆様この1年も色々ありがとうございました。又来年元気にお会いしましょう!!
※12月31日付でブログの文章を少し変更しました。

Frame-Recipe 額縁教室①

今年のレッスンも残すところあと1回・・・12月20日(土)が年内の最終日となりました。
久しぶりに額縁教室の生徒さんの仕上がった作品をご覧下さい。
沢山ありますので2回に分けてご紹介させていただきます。

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アンティーク艶仕上げと黒の台付きの額は植田さんの作品です。↑
左の額はキズのつけ方が自然で染めも上手にでき上がっています。
右の台付きはとても丁寧に磨かれています。ご本人が入れられたプリントも額縁の雰囲気と良く合っていて2つ並んだ様子もトータルで素敵な作品ですね。R00134244色すり出し淡いグレイ系ストーン仕上げ(インチサイズ)は関田さんの作品です。↑
幅の広い額縁(80ミリ幅を選ばれました)の場合は下の色をどの位見せるか・・・
すり出し加減が難しいところですが、とても良い感じ!
画像ではお分かりにくいかと思いますが、微妙な色合いが上手くにじみ出て絵を邪魔することなく引き立てています。R0013238

鼈甲仕上げの額は平林さんの作品です。↑
最初はべっ甲っぽくならずに苦労されていましたが、とても良い感じに仕上がりました!
中に何を入れるのでしょうか?きっと素敵なものが・・・楽しみです。R0013381

古典技法の銀箔の額は磯野さんの作品です。↑
11月29日の古典技法のレッスンで貼った銀箔をご自宅で磨いてこられました。焼き箔は薄いのでとても難しいのですが、はじめてなのにもかかわらず綺麗に貼れています。
中には菅井汲のモダンなカードを入れられてました。良く合っていてステキです。↓

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素敵な展示でした。

小林尚子さんの「額縁展」おかげさまで好評のうちに無事終了しました!
期間中は沢山のお客様にお越しいただき本当にありがとうございました。

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ご都合がつかず会場にお越しいただけなかった皆様に展示の様子をご覧頂きたいと思い、ご本人から画像を送ってもらいましたのでご紹介します。
左の六角形の鏡は、小林尚子さんのアイデアで
初のトライでした。この形とても良いですね!
黒のうずまき模様のレース張り仕上げです。
鏡に額縁が沢山映り込んでいるこの写真も素敵・・・。

展示した半数程の額縁が御嫁入りしたそうです。

素敵な空間を提供して下さった「ル・ミディ」さんにも
心よりお礼申し上げます。DSC_0225

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小林尚子さん「額縁」展

DSC_0186 (1)フレームレシピの額縁教室を卒業された小林尚子さんの額縁展のお知らせです。

2014  10/25(土)~11/3(月)  12:00-19:00  会期中無休
場所・・・ Le Midi    東京都杉並区善福寺1-4-1

Tel  03-3399-8209     http:// lemidi-jp.com/

素敵なフランスのアンティークを扱うLe Midiの店内に額がどのように並ぶか楽しみです。
店主さんと同姓同名!こんな偶然の出会いが今回の展示の運びとなったそうです。
皆様是非お出かけ下さい。

Frame-Recipe 額縁教室

北欧旅ブログの途中ですが、先週までに仕上がった最近の生徒さんの額縁をご紹介します。

グレイ系2色磨り出し仕上げの額は吉荒さんの作品(320角)↓R0013217

画像ではお分かりにくいのですが、淡いグレイが滲んだように色をのぞかせ絶妙な仕上がり。ギャラリーで購入して依頼、長い間ずっと額に入れたかった掛井五郎氏の版画が入りました。ステキでモダンな仕上がりです。

デコパージュ仕上げの鏡の額は関田さんの作品(インチサイズ)↓R0013193
私がイタリアで購入した植物柄の紙を気に入られたのでお分けし、蠟引きして使用しました。アンティークな感じを出すため、かなり古びをかけ雰囲気のある鏡の額が仕上がりました。
80ミリ幅の額なので柄が活かせました。まるでヨーロッパの骨董市にでも売ってそう!
アトリエの照明が写ってしまい失礼!

デコパージュとクラッキング仕上げの額は得丸さんの作品↓R0012219背板と外側にクラシックでステキな柄を選ばれ、ひび割れの感じと良く合っています。
小ぶりで宝物箱のようなbox型フレームに仕上がりました。

2色磨り出し(墨茶×イエローオーカー)+ブロンズふち仕上げは矢口さんの作品R0012921

刺繍作家・倉富さんのキノコ柄の刺繍をセンターからわざと右横下にずらしたのがお洒落・・・
渋めの色合いとマットな感じの質感が作品をより引き立て良い仕上がりです。

モーネ工房の陶のボタンを入れた額は磯野さんの作品↓R0013208

壁(中桟)の色、背板の色、額縁の色トータルでセンス良い色使い。
コンパクトでバランス良くステキな仕上がりです。
ボタンの糸をムラサキにしたのもおしゃれですね!

2色磨り出し(赤茶×グレイ)仕上げの額は篠原さんの作品↓R0013220

旅先のパリの蚤の市でステキな布の原画と鳥の絵を買ってこられました。
布の原画用にはグレイの額を完成。とてもピッタリに良く仕上がりましたが、残念ながら写真を撮り損ねたので、今回仕上がった鳥の絵の額は忘れずに・・・毎回レッスンの終わり頃はバタバタでご紹介できてない人すみません!!
鳥の色に合わせて額縁の色を決め少し縦長サイズにした結果・・・ごらんのように絵に合った素敵なアンティーク風額縁になりました。

額縁づくり1日講習会

昨日は白金台のアトリエボニカさんで3回目のワンデイレッスンをさせて頂きました。
講習会のテーマは・・・北欧の切手の額装「ミニオリジナル額縁づくり
北欧のイメージで色を3色ご提案して好きな色をお選び頂き制作に入りました。image

ご参加頂いた生徒さんの作品です。↑
初めての方もいらっしゃいましたが、皆さんキレイに仕上がりました。
切手は北欧のものに加えイギリスのクリスマス切手も色々ご用意したところ、選ぶ時にとても楽しそうな声が聞こえてきました。プレゼントにも最適ですよ・・・とお伝えしたらところ
皆さん「あげられません・・・(笑)」との事、ご自分の宝物にしていただけそうです。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

image (2)

ティータイムに用意して頂いていた和菓子。もみじが綺麗で食べてしまうのがもったいない・・・秋を感じながらゆっくり味わいました。おいしい!と何度も口から自然に出てしまう程でした。
ボニカさんいつもステキなお菓子を選んでおいて下さるので休憩時間が楽しみです。
今回は女性の和菓子職人さんにオーダーして下さったそうです。

Post and Tele Museum

北欧の切手は素敵なデザインが多いので額装用に是非買って帰りたいと思いコペンハーゲンPost & Tele Museumに行ってきました。
入ると直ぐ木をモダンにデザインしたグリーンのオブジェが迎えてくれます。↓IMG_0190

日本のガイドブックでは逓信博物館と紹介されてるので、少し古くて堅苦しいイメージを受けますが、要するに郵便電信電話に関する博物館です。

R0012746ミュージアムショップの入口です。ワクワクします。↑
ここで楽しいデザインの郵便グッズや沢山の種類の美しい切手を購入できます。
切手は選びやすくきちんとファイルに整理されているので番号を控えてレジで伝えると簡単に買えます。

私が選んだ切手クリスマスシール
キノコ柄はアイスランドの切手ですが可愛かったので・・・↓R0012894北欧カラー3色を塗り額縁を仕上げ、切手の額装サンプル作りました!
クリスマスプレゼントにいかがですか?↓R0013026(北欧切手の額装・・・ミニ額縁作りレッスンのお知らせ)
★9月29日(月)・・・13:00~16:00
場所・・・白金台アトリエボニカ (2名様空き有)
レッスン料・・・5000円+材料代3300円(ティータイムお菓子付)

★12月2日(火)・・・13:30~16:30
場所・・・二子玉川・コミュニティクラブたまがわ
レッスン料・・・会員4320円 一般4860円 材料代3240円
※コミュニティクラブたまがわの方はこれから募集がはじまります。
詳しくはフレームレシピまで電話又はメールでお問い合わせ下さい。
 tel 042-705-8157
E-mail:  frame_recipe@yahoo.co.jp

 

 

夏に飾るフレーム・・・生徒作品

フレームレシピの額縁教室も本日、8月1日から夏休みです。
7月のレッスンで生徒さんたちが作られたフレームは冷たい感じの色と仕上げ
涼しそうな作品が多かったような気がします。何点かご紹介します。

R0012200

sR0012110

R0012196sR0012127

R0012122R0012125R0012198上の段から高原さん、川口さん(2点)、磯野さん、中村さん、吉荒さん(2点)、高原さんの作品
夏のインテリアとして皆様のご自宅に素敵に飾られる事と思います。
暑い毎日ですが、元気に乗り切って9月にアトリエでお会いしましょう!

<おしらせ>夏休みを利用しての古典技法レッスン・・・8月23日29日(2名空きあり)
フレンチ額装レッスン・・・8月25日26日(両日満席)に参加される皆様へ
レッスンは全ての日、午後1時から5時迄です。お待ちしています。

 

1day Lesson 白金台②

R0012938きょうは、白金台のマンション(個人アトリエ)で手作りフレーム1日講習会をさせて頂きました。
五月にひき続き2回目のレッスンでした。既成の額縁にあまりない色をと考えて・・・
チャコールグレイにブロンズ色を提案し、時間の関係で全員同じ色、同じ仕上げ。
それでも額に入れる中身を皆さん重ならず、全員別のものを選ばれたので、
御覧のようにそれぞれ個性的に見える仕上がりになりました。(写真↑)
マスキングテープを貼り、色を塗り分ける時が少し緊張されたようですが、
素敵なフレームが出来上がり「とても満足・・・」と言って頂き、私も嬉しくてホットしました。
暑い中、ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました!
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帰り道・・・・白金台の駅に向かう途中
「ミナぺルホネン」に久しぶりに寄りました。相変わらずお洒落な店内!
オリジナルの布で作られた服や小物が魅力的。刺激がもらえます。

同じビル1階のSally Scottも素敵 !
私より若い人達向けの洋服?と思って尋ねたら・・・80歳代の方も買っていかれるそうです。 まだ大丈夫(笑)

Frame Recipe 額縁教室

↑上の額縁は広瀬さんの作品です。
当初の計画は別の作品を入れるために制作されていたのですが、色(チャコールグレーX暗めのオレンジ)とマスキングテープの塗り分け技法により、はっきりした主張の強い額縁になったので中に入れる絵を変更される事になりました。
先週の土曜クラスに候補作品を色々お持ち下さったので、このミミズクの版画が一番良くあっているのでは・・・とアドバイスさせて頂きましたが、いかがでしょう?

こちらも候補のひとつです。
広瀬さんがワークショップで制作された カリグラフィーです。
まだ決定ではないので紙はカットされてなく、様子を見るために額縁を作品の上に載せて見た状態です。
色合いがピッタリですし 額縁も中身もご自分の作品というのも素敵ですね!
中身に合わせて額を作るのもよし・・・、合わなければ別の物を・・・皆さんも色々チャレンジしてみて下さい。