Marble(大理石) 仕上げの額縁

マーブル(大理石)仕上げの額縁にチャレンジしている生徒さん達が、なかなか上手く仕上がらず 苦戦されているので、新しい違う方法でサンプルを作ってみました。(上の写真)
今迄は、下地ができた額の上に絵の具を流し動かしながらマーブル模様を作る方法でお教えしていましたが、かなり偶然性に左右され、又いじり過ぎて模様をダメにしてしまう失敗もあったので、今回は、細い筆で描きこむ技法に変えて皆さんにお教えしています。

ヨーロッパは大理石模様の見本がアチコチにあり、今回の旅行中はそれがもう気になって・・・気になって・・(笑) しかたありませんでした。
上の写真はロンドンのV&Aミュージアムの玄関を入ってすぐ左側壁面。グレー系の大理石。こちらは、ロイヤルアカデミーオブアーツの階段の柱。茶系の大理石です。
パリのメゾンエオブジェの会場ではパネル板に大理石模様を描いた作品を展示している女性アーティストDelphine Nenyさんに出会いました。すばらしいテクニックに感激!!お願いしたら、快く写真を撮らせて下さいました。下の写真です。まずはビックリしてください・・・本物の大理石みたいでしょ!!右の板は全く平らですが、凹凸があるように見えます。
精密な描写で実物と見間違うような効果を出すもの「だまし絵」をフランス語で trompe-l’oeil と言います。「あーダマされちゃった!」と笑顔になり、そこから会話も生まれる・・・
そんなユーモアのセンスに成熟した文化を感じます。
デコラティブペイントアーティストDelphie Nenyさんのサイトはこちらです。
www.delphineneny.fr